インド

イラン語派の言語ではインドのことを、やはりインダス川に由来する Hinduka の名で呼び、古代中国では身毒(『史記』)又は天竺(『後漢書』)のような漢字で音訳した。ただしこれらをサンスクリットの Sindhu の音訳とする。初めて印度の字をあてたのは玄奘三蔵であり、玄奘はこの語をサンスクリット indu (月)に由来するとしている。近代になって、西洋語の India に音の近い「印度」、または日本ではそれをカタカナ書きした「インド」が使われるようになった。