古代中国の杞 と言う国の人が「いつか天地が崩壊してしまうのではないか」と心配していたという故事より。杞人の憂い。(出典『列子』天瑞篇)

「杞」は夏 の遺民が封ぜられた国であり、周代後期以降、時代遅れの風習を有する国とのイメージがあり、このような例の引き合いに出された。

同様の例として、殷 の遺民が封ぜられた宋 がある(例.「守株」、「宋襄の仁」)。