World Trade Center

110階建てのツインタワーを中核に、計7つのビルで構成されていた。1973年4月4日にオープンし、2001年9月11日に破壊されるまで存在していた。ツインタワーは完成時に世界一の高さを誇り、2棟の巨大な直方体が並び立つ姿はニューヨーク市やマンハッタンのシンボルとなっていた。建設および経営にはニューヨーク・ニュージャージー港湾公社があたっていた。

1959年、ミッドタウンの繁栄の影で経済的に停滞していたロウアー・マンハッタン地区の再興を望んでいたデイヴィッド・ロックフェラーは、「ダウンタウン・ロウアー・マンハッタン協会 」を設立し、一旦は頓挫した世界的な貿易センターの建設プロジェクトを復活させた。この計画を実現するため、ロックフェラーはニューヨーク港湾公社に協力を要請した。