カトリック同盟

1594年にアンリ4世がシャルトルで戴冠し、カトリック同盟の残党を1595年6月5日のブルゴーニュにおける戦いで撃破したとき、カトリック同盟は決定的な終局を迎えた。この時期は絶対王政到来前のフランス王権にとっての最大級の危機のひとつであったとされている。

カトリック同盟側と反カトリック同盟側が、文書を用いて大規模な中傷合戦を行った時期でもある。このため、フロンドの乱におけるマザリナードやフランス革命期の文書合戦と並び、フランスの出版史上では重要な時期である。

フランスでは、この時期だけに絞った浩瀚な出版史研究書なども出されている。