イルハン国

イル=ハン国 モンゴルの侵攻を受けた13世紀後期以降、アルグンによってイルハン朝イル=ハン国)の都とされ、新たに城壁も築かれた。

またペルシア語ではなくアルタイ諸語タブリーズアゼルバイジャンに広がっていく。その後、1375年から黒羊朝(カラ・コユンル朝)の都となったが、1392年にはティムールの攻撃を受けた。さらに1469年に黒羊朝を追った白羊朝(アク・コユンル朝)の都となった。さらに、白羊朝を滅ぼしたイスマーイール1世が1501年にタブリーズに入城、このサファヴィー朝も、1548年のガズヴィーンへの遷都まで都とした。1514年、チャルディラーンの戦い後、オスマン帝国の一時的な占領を経験する。オスマン帝国との抗争は続き、1585年から1603年にかけて再度オスマン帝国の支配を受け、その後サファヴィー朝の領有に復してから、交易都市としての発展が始まった。1724年にはまた占領される。1826年、今度はロシアが占領、1828年に奪い返し、ガージャール朝の皇太子の宮殿などが造られた。