ペロポネソス半島のアルカディア

ペロポネソス半島アルカディア  この土地には古くから人が住んでいたが、紀元前2000年頃にギリシア語を話す人々が侵入しミケーネ文明を築いた。紀元前10世紀ころからはスパルタ、オリュンピアをはじめとするポリスが成立したが、中央部のアルカディア地方の山岳地帯ではポリスの形成が遅れた。紀元前431年から紀元前404年のペロポネソス戦争では、この地のポリスはスパルタを中心としてペロポネソス同盟を組み、アテナイを中心とするデロス同盟に勝利したが、スパルタの衰退とともに同盟諸国も力を失っていき、紀元前2世紀にはローマ帝国支配下に入る。